扶養内で働くとは?配偶者の税控除と社会保険を分けて確認
配偶者の扶養で働くときの税金と健康保険、勤務先での社会保険加入を整理。年収だけで判断せず、適用年と見込み収入、契約条件を公的資料で確認しましょう。
この記事の要点
- 自分の所得税、配偶者側の税控除、健康保険の扶養は別の制度
- 税金は対象年、健康保険は今後の見込み収入などで確認する
- 勤務先の社会保険加入は、年収だけでなく労働時間や企業規模などで決まる
扶養内で働く場合は、本人の所得税、配偶者側の税控除、健康保険の扶養、勤務先の社会保険加入を分けます。以下は2026年9月5日に公的資料を確認した一般的な案内です。
税金は対象年と夫婦それぞれの所得を確認する
配偶者控除・配偶者特別控除は、夫婦それぞれの所得などによって適用や額が変わります。本人に所得税がかからない額と、配偶者が受ける控除の基準は同じではありません。2026年分の改正は原則12月1日施行で、11月までの源泉徴収とは区別します。対象年の表を年末調整担当者と確認してください。国税庁「家族と税」・令和8年度税制改正
健康保険の扶養は将来の見込み収入などで確認する
配偶者の一般的な収入基準は年間130万円未満です。60歳以上などには別の基準があり、生計維持など他の要件もあります。過去の暦年の給与だけで判断せず、今後の収入見込みと契約変更を加入保険者に伝えて確認します。19歳以上23歳未満の人の150万円未満という基準は、配偶者には適用されません。日本年金機構「被扶養者の異動手続き」
勤務先の社会保険は加入条件を満たしたら手続きする
短時間労働者の社会保険加入には、所定労働時間、雇用見込み、企業規模、学生区分などの条件があります。いわゆる106万円は月額8.8万円の賃金要件に由来し、年間給与の合計だけで判定する制度ではありません。この賃金要件は2026年10月に撤廃予定ですが、他の条件までなくなるわけではありません。加入すると保険料が発生する一方、年金や給付の保障にも関わります。厚生労働省「社会保険適用拡大のよくある質問」
シフト変更前に確認すること
勤務先ごとの給与・契約時間、給与以外の収入、家族側の所得、加入保険者の案内を整理しましょう。税金は対象年、健康保険は今後の見込みを確認するため、年末だけのシフト調整で両方に対応できるとは限りません。個別の判定は税務署・勤務先・加入保険者へ相談してください。学生の方は学生アルバイトの税金と扶養、勤務条件の比較は求人検索をご利用ください。
